2024年10月8日
夏の終わり。イギリスのバンド、オアシスの突然の再結成と、それに続く世界的な大流行によって、メンズ・ワードローブの主役であるパーカが再び主役の座に返り咲きました。
リアム・ギャラガーは、ザ・フーを描いた映画『Quadrophenia』邦題 : さらば青春の光(1979年)に夢中になっています。
この映画では、ヴェスパに跨ったモッズたちがオーバーサイズのパーカを羽織っていたのですが、リアム・ギャラガーは、ザ・ジャムのシンガー兼ギタリストで、1980年代のモッズ・リバイバルの立役者であるポール・ウェラーもインスピレーションソースとして挙げています。
この2つの理由が、このコートをマンキュニアン(マンチェスター訛りの英語話者)・デュオにとってのボブ・ジャケットやハリントン・ジャケットと同様に切っても切れないユニフォームの主役としました。
A.P.C.のファンも同様にこのスタイルを気に入っているようで、
1987年以来、A.P.C.の創始者であるジャン・トゥイトゥは、このイギリスのポップ・アイコンのバリエーションを考案し続けています。
24年秋冬コレクションには、4種類のユニセックスモデル(オースティン、アントニン、アントニー、ブノワ)があります。
2025年夏のコンサートのチケットを手に入れた人にとっては、気分を盛り上げるに十分なアイテムが揃っています。
それ以外の人たちは、ギャラガー兄弟のルックを取り入れつつ、冬の気まぐれな天候からスタイリッシュに身を守ることができるでしょう。
