
ジェシカ・オグデンはA.P.C.キルト18ラウンドの作製にあたり、まずは数年前にAnthropologieからコレクションのオーダーを受けた際にジャンと撮影した写真からインスピレーションを得た小さな絵を描くことに着手した。この写真を見ることで、そのオーダーで使ったパッチワークテクニックのバリエーションが彼女にアイディアを与えてくれた。
通常キルト製作に必要な縛りを取り払い、ジェシカは自身のペインティングからインスピレーションを引き出した。(キルトはテクニカル製図に沿って製作されるのが常である。)
それからプロジェクトのニーズに応じて改作されていった(ファブリック量の制限)。この作業はクリエイティブなプロセスに更なる深みを加えた。
ラウンド18には“課されたもの”に詩的なランダム性を注入するというパラドックスがある。
— ジャン・トゥイトゥ
写真はフランスのLuberon地方でAlfredo Piolaによって撮影された。