2024年9月11日
音楽は文字通りA.P.C.の中心にあります。
ブランド本社のあるマダム通りにはレコーディングスタジオがあり、創業者のジャン・トゥイトゥは30年以上にわたり、ミュージシャンの友人たちを招いてセッションを行っています。
これらのセッションは、しばしばオリジナル作品やA.P.C.名義でリリースされるアルバムに結実します。
これまでに「A.P.C. Tracks Vol.1」から「Canada」や「Boniche Dub」まで、合計33枚のアルバムが制作され、今でも様々なストリーミングプラットフォームで聴くことができます。
ジャン・トゥイトゥが自身の出会いや、インスピレーションに基づいて選んだゲストリストは多彩です。
ブライアン・アダムス、ジョーイ・スタール、ジャービス・コッカー、ジョナサン・リッチマン、ヒロシ・フジワラなど、多岐にわたるアーティストがマダム通りのスタジオを訪れました。
1970年代にはアメリカで見つけた60年代のガレージパンクやサイケデリックのレコードを通信販売する一時的な事業を立ち上げた経験もあるトゥイトゥは、スタジオから銀行との会議に移ることができる、このマダム通りでの生活を楽しんでいます。
しかし、彼が尊敬するミュージシャンからの影響はA.P.C.の最初のコレクションから見受けられ、ブライアン・ジョーンズやレイ・デイヴィス、シド・バレットといった人物の個性的なスタイルが色濃く反映されていますが、彼はファッションと音楽の関係について
「私にとって、ファッションと音楽の関係性は幻想です。両業界に足を踏み入れているとしても、創造的なアプローチは脳の別の領域から来るものです」と明確に区別しています。
A.P.C.の音楽の世界を発見し、ジャン・トゥイトゥが制作した13のプレイリストを聴くには、こちらクリックしてください:La Playliste de Jean Touitou
