“ジェーン・バーキンが着こなし術を心得ていることは、彼女と話すとすぐに分かります。特定の素材やシルエットの好みを非常に文学的に表現する術を心得ています。
今回、私達はバーキンのディレクションの元、彼女と共に、彼女の普段着をパーフェクトにしようと試みました。一見、表面的に何でもないように見える、華美なものは何もない。ということを伝えておかなければなりません。というのも、バーキン自身の言葉を借りれば、「良い素材、良い経年変化、良い仕上げ」であること以外、特別な要素は全くないからです。バーキンは、自身の洋服を何年も愛着し、良質な仕上がりのものを好みます。
実際、このような制作が可能であったのは、バーキンしかいませんでした。そして、今回の制作はOld A.P.C.の手法のルーツに戻っていくような作業で原点回帰の様なものでした。”
Jean Touitou